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【イースⅨ】前作の魅力を受け継いだ正統進化アクションRPGをレビュー【ネタバレなし】

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舞台は「絶海の孤島」から「監獄の都市」へ!

 

30年以上の歴史を誇る老舗アクションRPG、イースIX -Monstrum NOX- をクリアしましたのでレビューします

 

 

本作について

タイトル:イースIX -Monstrum NOX-

ジャンル:アクションRPG

対応機種:PlayStation4

価格:通常版7800円+税、限定版9800円+税

プレイ人数:1人

レーティング:CERO B

 

www.falcom.co.jp

 


PS4「イースⅨ-Monstrum NOX-」TGS2019ver. デモムービー

 

評価・プレイ状況(5段階評価)

ストーリー・キャラクター:☆☆☆☆

ゲームプレイ・操作感:☆☆☆☆

グラフィック:☆☆☆☆

サウンド:☆☆☆☆☆

システム:☆☆☆☆

 

クリア時間:46時間くらい

ストーリークリアまで、難易度はHARD

ゲーム上で数値化される総合探索率は85%くらいでした

8は60時間くらい遊べたのでボリュームは予想よりちょっと少なかったですが、アクションRPGとしては十分かと思います

 

ストーリー・キャラクター:☆☆☆☆

 

ナンバリングでありながらどのシリーズからでも遊べるイースシリーズですが、今作も単体で楽しめる作りとなっていました

しかし今回はシリーズの時系列で一番後ろに当たる作品であり(イースシリーズは数字=時系列順ではない)主人公アドルのこれまでの旅の経験が活かされたシナリオとなっています。旧作を遊んだほうがより楽しめるでしょう

遊んでなくても、アドルがこれまで旅をしてきたという事実を押さえていればそれだけで満足度は上がります

私は8セルセタをプレイ済みですが、知っていたらちょっと嬉しいくらいの要素だなと思いました

 

シナリオについては舞台が監獄都市という狭い範囲の割には謎や伏線が多く、中盤から終盤にかけて謎がどんどん明らかになっていくので、ダレることもなく続きが気になって仕方がありませんでした!

謎が明らかになった時はなかなかハードな世界観だなと・・・倫理観が少しずれたお話が好きならオススメです!

 

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キャラクターについては敵味方共々個々の正義を貫いており、薄っぺらくて不快と感じるキャラクターがいなかったのが好印象です

メインキャラクターは男女3人ずつですが、好青年・純真無垢な少女・戦闘狂・ミステリアス・姉御肌・病弱少年と被ることなくそれぞれに魅力があります!誰かしらに愛着が湧くかと思います(全員湧いた)

冒険を手助けしてくれるサブキャラクターも10数人いますが、クエストや会話でそこそこ掘り下げられて好印象でした!

 

残念だったのは、セリフの語尾がエロオヤジみたいなキャラがいてこれ何年前の作品だよ・・・って思ったこと

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今時♡とかつける野郎がいるか

歴史ある作品なので古いテイストが残っているのかな

全セリフがこうってわけではなかったのでたまに気になる程度ではありますが・・・

 

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中二フレーバーはとても魅力的です

このスクショ1枚でも中二濃度が凝縮されすぎてワクワクしちゃう

 

ゲームプレイ・操作感:☆☆☆☆

 

8やセルセタでお馴染みのフラッシュガードフラッシュムーブ

敵の攻撃をタイミングよくガードor回避で、一定時間こちらの攻撃がすべてクリティカルになったり敵がスローになったりで戦闘を有利にできる要素ですが、今作でも健在です!

決まった時は最高に気持ちいいです。近年のイースの戦闘は8割これ(体感)

 

新要素として、プレイアブルキャラの6人はそれぞれ固有の異能を持っています

着地点までボタン一つで瞬間移動したり、壁を駆け上がったり、空を飛んだり・・・ができるのですが、これのおかげで過去作では制限があったY軸(上下)のアクションにかなり自由度ができました!

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お空飛んでる

 

この仕様のおかげで探索がいままでにないくらい楽しいです。街中の高い屋根から広々と見渡すこともできます!

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しかもこの異能、バトル中でも使用することが可能です

敵が遠くにいても瞬間移動で近づくことができるので、スピード感があります!

他にも異能を使って空中で攻撃を回避したり、敵の弱点を見抜いたりと活かせるギミックが多々用意されており、死に要素になっていないのがとても良いです

各々の異能は仲間になった時点でパーティ共通の能力になるので、使いたい異能によっていちいちキャラクターを変えなくても使えます!ゲームテンポが落ちないので快適にプレイできてありがたいです

セルセタでレア宝箱開けるためにいちいち控えからデュレン引っ張ってくるみたいなのにならなくてよかった

 

狭いエリアではヌルヌル動くのですが、広大なエリアではフレームレートが少し落ちます

広大なエリアを動き回る時間のほうが圧倒的に多いので、むしろヌルヌル動く方に違和感を覚えてました

とはいってもカクついてるわけではないので、操作にはまったく支障はないです

広大なエリアに出るときは10秒以上ロードします。そこまで頻繁にロードが入るわけではないので許容範囲かな、とは思いますが、行き先を間違えて待たされるときはちょっとめんどくさいです

 

今作では別キャラ視点でダンジョンを攻略していくモードが少しだけあります(これがまた謎に包まれていてワクワクする)

このモードはプレイヤーが怪人ではないので、異能もスキルも使えません

できてしまったらそれはそれで怪人ってなんなの?という事態になってしまうので仕方がないのですが、敵を通常攻撃でしか攻撃できないのはつまらないです

あとは即死ギミックが結構多い!死んだらオートセーブ地点に戻されてしまうので同じ道を度々攻略しなければならないのが面倒でした。このモードだけ直前にリスポーンさせてくれればなあ・・・

このモードには「昔のイースみたい」という肯定的な意見もありますので、別ゲーとして考えれば一方的なマイナスポイントにはならないとは思います

 

グラフィック:☆☆☆☆

 

総合的なグラフィックのレベルは正直PS3でも再現できそうなレベルですが、前作と比べるとキャラクターの表情や質感のレベルが上がりました!

 

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こちらは8。キャラクターの再現度は高いのですが、なんとなくお堅く見えます

 

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こちらは9。全体的にブラッシュアップされて立体感が出た感じです

表情も細かく動いてくれてかわいいです

 

とにかくきれいなグラフィックを求めている方にはがっかりされると思いますが、キャラがそこそこかわいくて質の高いアクションができればいい、という方には十分だと思います!

イベントシーンのカメラワークも前作より細かく動き、1つの映像として見やすくなっていたのもよかったです

 

街中のモブに後ろから話しかけると不動の態勢で180度後ろに回転します・・・まあ所詮モブはモブということで・・・

 

サウンド:☆☆☆☆☆

ファルコムサウンド大好きーーーーーー!!!

ロックやハイテンポの曲に定評のあるファルコムサウンドは今作も健在です!

それに加えて、舞台である監獄都市の雰囲気に合わせたゴシック調のBGMも聞くことができます。8やセルセタはどちらも自然が舞台だったので新鮮でした

 

序盤は監獄都市から出られないのでゴシック調のBGMが多く、今作は方針が変わったのかなーロックも欲しいなーと思っていましたが、行動範囲が広くなりダンジョンや都市の外に出られるようになるといつものファルコムサウンドでテンションが上がりました!

 

私の一押しは初回特典サントラにも収録されているCROSSING A/Aです!

公式の視聴動画でも一部聞くことができます!

 

 

この曲は中盤~終盤の一面マグマのダンジョンで使用されるのですが、景色と曲が相まって燃えるようなテンションになります!

曲タイトルの意味はプレイしたらわかるようになってますが、この展開がまた激熱なんですよね~

他にも良BGMが多かったのでサントラ発売が待ち遠しいですね!

イース9の完全版サントラは2019/11/22発売です!

 

 

しかし8のSUNSHINE COASTLINEを超えるのは難しいなあ、あれは別格

 

システム:☆☆☆☆

 

近年のイース作品には、キャラクターに攻撃属性が付与されており、の3属性を6人のキャラクターに振り分けています

モンスターによっては有効・耐性属性が設定されているため、できるだけ3属性入れたパーティ構成が理想です

前作まではキャラクターの属性は変えられず理想のパーティで遊びづらい欠点がありましたが、今作は装備アイテムで攻撃属性の変更が可能になりました!

 

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そのため、お気に入りキャラクターでパーティを組んだら斬・斬・打だったという場合でも、斬のどちらかに射属性装備を付けることにより3属性のバランスが取れたパーティを組むことができます!いつもアドルと属性被りのキャラがベンチになりがちだったので本当に助かりました

 

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拠点の周りで迫りくるモンスターたちをひたすら迎え撃つ、タワーディフェンス形式の戦闘「グリムワルドの夜もあります。8では防衛戦・制圧戦でおなじみでした

このシステム、文字通り仲間全員で戦います!プレイアブルキャラはパーティに組み込んでいなくてもフィールド上で戦ってくれるし、仲間になったサブキャラクター達も固有スキルで補助してくれるので、ソロプレイだけどとても盛り上がります!

ストーリー上では特定の場所・タイミングでしか遊べませんが、一度クリアしたグリムワルドの夜は何度でも挑戦することができます

普通の戦闘よりこっちのほうが好き!って方は満足いくまで遊べます!(話進まなくなっちゃうけど)

 

これは個人的には楽しんじゃってたのでマイナス点になるか微妙なところなんですが、ここぞというときに使う奥義「EXTRAスキル」が数回連続して打てるようになっています

これはEXTRAスキル消費ゲージ半減の降魔具(全キャラ共通の装備みたいなもの)があるからなんですが、こんなに打てちゃっていいのだろうか・・・

EXTRAスキル一発でボスが死ぬわけではないから、バランスは保ててるのかな?

 

おわりに

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数あるイースシリーズの中でも近年の2作しかプレイしていなかった新参者の私ですが、今作も楽しませてもらいました!

アドルのビジュアルが歴代一かっこよかったことや、アクションの自由度が上がったのが大きいです。操作してるだけで楽しくなります

イースシリーズどんどん質が上がっていると思いますので、次回作にも期待してます!

もしかしたら次はPS5かも・・・?

 

 

今作のDLCについてレビューしてますので、こちらもよかったら読んでみてくださいね!

 

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