ぐるぽよどっとこむ

ゲーマー社会人の雑記帳です。いろいろ書きます。

【乙女ゲーム界の消滅】乙女ゲーマーはSwitch Liteを買え

スポンサーリンク


f:id:gurupoyo:20191130194526p:plain

 

乙女ゲーマーはSwitch Liteを買えーーーーー!!!

 

 

繰り返す

 

 

乙女ゲーマーはSwitch Liteを買えーーーーー!!!

 

 

昨年乙女ゲー界最大手とも言われるブランドオトメイトVITAからSwitchへの移行を宣言したことを皮切りに、Switchにも乙女ゲームが充実してきました

 

しかし、週販を見ているとあまり売れ行きは良くない様子

 

 

なぜなら、乙女ゲーマーはハード移行ができない人種なのだ

 

 

今回は乙女ゲームの現状を分析しつつ、未だにVITAにしがみ付いている世代に置いて行かれたユーザーのSwitch Lite購入を促す記事です

 

 

乙女ゲーム界、ハード移行の歴史

乙女ゲームが最初に発売されたのは、スーパーファミコンのアンジェリークになります

 


アンジェリーク

 

しかしこのころまだ乙女ゲームというジャンル自体は確立されておらず、乙女ゲームのためにハードを買う人はいなかったのではないかと思います

 

乙女ゲームがジャンルとして確立されてきたのは2000年代前半。このころ乙女ゲームの情報誌であるB’s-LOG電撃Girl’s Styleなどが刊行され始めました

ジャンルの黎明期にはPS2PCでの発売がメインでした

 

 


PSP「プレイステーション・ポータブル」 バリュー・パック バイブラント・ブルー (PSPJ-30002) 【メーカー生産終了】

 

2004年12月12日、PSPが発売されます。携帯機でありながらPS向けの作品が遊べる当時としては画期的なハード!

世間的にも任天堂ハードは全年齢向けのイメージが強く、中高生~大人の女性をメインターゲットにした乙女ゲームは携帯機で販売しにくい環境でした。女性のハードへの興味は薄く、据置機やPCはモニタなどの環境を整えるというラインで脱落してしまうので、圧倒的に携帯ハードのほうが相性は良かったんですね

 

そこにオタク向けジャンルが集まりやすいPS機の携帯機の登場!

乙女ゲームの発売はPSPに集中し、本数も充実。ユーザーも増えてPSPは乙女ゲーム専用機として愛用している人も多かったのです

 

 


PlayStation Vita Wi-Fiモデル アクア・ブルー(PCH-2000ZA23)

 

2011年12月17日、PSVITAが発売されます。大ヒットしたPSPの後継機に当たる、SIEの携帯ゲームハードです

もちろんPSPから画質も向上し、ソフトもディスクからゲームカードになり読み取り音なども気にならず、持ち運びも楽に!

 

 

そこでPSP最後のソフトの発売日を見てみましょう(ヨドバシ.com調べ)

f:id:gurupoyo:20191130174302p:plain

 

 

2016年4月21日

 

 

嘘でしょ?

 

 

VITAの発売日を思い出してください。2011年12月です。でも旧世代機のPSPのソフトは2016年4月まで出てるんです。しかも割とコンスタントに

 

 

おわかりいただけただろうか、いかに乙女ゲーマーがハード移行できない人種であるか・・・

 

 

ちなみにPSP専用ではなくVITA・PSPマルチ販売のソフトが多いので、販売側も緩やかにハード移行を狙っていたのでしょう

 

PSVITA、逝く

時間をかけて完全に乙女ゲームの受け皿を担ってきたVITA。そんな彼に一つの重大な出来事が起こります

 

 

2019年3月1日付での出荷完了

 

 

つまり、今後はVITAはもう生産しません!ということです

 

 

www.jp.playstation.com

 

 

本体を生産しない=そのハードでの新規客が見込めない

となればおわかりですね?ソフトを開発するメリットが薄れていくため、企業も別ハードへの移行を余儀なくされるのです

 

 

2018年5月にオトメイトがSwitch展開を発表。VITA終了より早めの発表ですが、既にゲーム業界ではVITAの右肩下がりの状況は広まっていましたし、企業側が移行しなければユーザも移行しないと考えての苦渋の決断だったのでしょう

 

業界大手のオトメイトが移行発表したのを皮切りに、他メーカーもSwitchへの展開に動きました

 

Switchでの乙女ゲームの売上

Switchで最初に発売されたオトメイトのゲームは薄桜鬼 真改 風華伝。すでにVITAなどで発売されていたものの移植になりますが、アニメ化や舞台など多方面に展開し、乙女ゲーム界ではレジェンドレベルの作品です

 


薄桜鬼 真改 風華伝 for Nintendo Switch

 

そんな薄桜鬼 真改 風華伝の販売本数(電撃調べ)

 

f:id:gurupoyo:20191130182602p:plain

 

2000本。シリーズ累計出荷100万本を超えている作品がたったの2000本

 

とはいえやはり乙女ゲーマーにまだSwitchが浸透していないのと、薄桜鬼レベルだと散々遊びつくされて需要がなかったのかも!

 

 

オトメイトのSwitch初の完全新作はCendrillon palikA

 


Cendrillion palikA - Switch

 

こいつの販売本数は

 

f:id:gurupoyo:20191130183034p:plain

 

2700本。移植の薄桜鬼とそんなに変わらない・・・

翌週からはランキングからも消え、本数はほとんど伸びなかった様子

 

 

では2018年の年末商戦でSwitch本体の販売本数が大幅に伸びた後の作品はどうだ!?

 

 

年末商戦後の完全新作は、2019年5月発売の私立ベルばら学園 ~ベルサイユのばらRe*imagination~。ベルばらをモチーフとした学園ものです。これは私も遊んだ。めっちゃ面白かった(推進)

 


私立ベルばら学園 ~ベルサイユのばらRe*imagination~ - Switch

 

f:id:gurupoyo:20191130183515p:plain

 

1200本!!!!なんで!!!!全然売れてないやんけ!!!!(ファン)

 

ベルばらというテーマと、乙女ゲームでありながら登場人物同士のCPルートがあるシステムがニッチすぎたか・・・

 

 

そして、直近の完全新作幻奏喫茶アンシャンテ

 


幻奏喫茶アンシャンテ - Switch

 

f:id:gurupoyo:20191130183742p:plain

 

3000本弱。正直1年前から全然伸びてない

一応真のVITA後継機と言われるSwitch Lite発売後なのだが・・・

 

 

VITA時代の売上は全部が全部というわけではないけど、完全新作で5000本を超えているものも珍しくなかったと思う

やはりユーザー移行がまだ不十分なんだな・・・と実感

 

乙女ゲーマーはSwitch Liteを買え

乙女ゲーマーはゲーマーの中でもかなり特殊で、お金を新作ハードやゲームよりも好きな作品の関連グッズに使いたがるんですよね

そのためには確かにハードなんてできれば買いたくないだろうし、買ってる余裕もないという気持ちはわかる

 

 

でも考えてみてほしい

 

 

ゲーム自体が売れなければ関連商品もいずれ出なくなるし、乙女ゲームというジャンルそのものが危うい

 

 

幸い、今年の9月に携帯機に特化した廉価版のSwitch Liteが誕生しました。これによってVITAユーザーの移行ハードルもかなり下がったと思う

 

ちょうどあと半月ほどでボーナス支給の時期。今年はSwitch LiteとSwitch用乙女ゲームに割り当ててみてはどうだろうか

 

オトメイトもめっちゃ推してる

 

あなたたちの消費によって乙女ゲームというジャンルが保たれているのです

 

 

みんなで乙女ゲームを救いましょう!!!

 

 

ちなみにSwitch Liteについては実機レビュー記事があるので、購入の参考に見てみてね

 

www.gurupoyo.com

 

正直筆者的にはせっかくならTV携帯兼用できる通常版のSwitchの購入がオススメです!