【グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!】Joy-Conを活かした体感音ゲーをレビュー
ついにNintendo Switchでタイトーの人気リズムゲームが登場!
グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!をレビューします
本作について
タイトル:グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!
ジャンル:リズムアクション
対応機種:Nintendo Switch
価格:DL版のみ6500円(税込)
プレイ人数:1~4人
レーティング:CERO B
Nintendo Switch『グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!』PV
評価・プレイ状況(5段階評価)
ストーリー・キャラクター:☆☆☆☆
ゲームプレイ・操作感:☆☆☆☆
グラフィック:☆☆☆☆
サウンド:☆☆☆☆
システム:☆☆☆
プレイ時間:10時間弱くらい
未プレイ・未解禁楽曲がまだまだある状態
音ゲーなので遊べる人は際限なく遊べるかと
筆者は息抜きで隙間時間にプレイしています
ストーリー・キャラクター:☆☆☆☆
当ブログのレビュー制約上こういった項目名になってますが、ストーリーは全くありません
ですので、キャラクターに焦点を当てての評価になります
キャラクターと言っても、これまたストーリーがないために深いところまで掘り下げて語れるような題材はないのですが、今作はグルコスオリジナルキャラに加えてボーカロイドやVtuber、東方キャラがナビゲーターとしてゲームを盛り上げてくれます!
選曲時やリザルト時にナビゲートしてくれますよ!
ニコニコ動画の文化を意識した人選なので、好きな人にはオールスター感があってたまらないと思います!
私はボカロや東方はほとんど触れてこなかったのですが、最近Vtuberに少し興味を持ち始めたので彼女たちの登場する音ゲーができるのが新鮮でした
ゲームプレイ・操作感:☆☆☆☆
本作にはスタンダード操作とアクティブ操作の2種類の操作方法が存在します
スタンダード操作はCS音ゲーによくある、コントローラーに割り当てられたキーで対応するノーツを捌いていく方法です
アクティブ操作はこのゲームの売り!!
Joy-Conを両手に持ち、アーケードのグルコス機体のようにJoy-Conをスライドしたり、ウェーブさせるなどでプレイする操作方法です
個人的にアーケードグルコスの面白さはスライドにあると思っているので、それが家庭で疑似的に遊べるというのはなんと画期的なのか!と感嘆しました。Joy-Conの特性を存分に生かしたアイディアです
しかしアクティブ操作にも欠点があります
1. 譜面がスタンダード操作と別物で、高難度には対応していない
アクティブ操作ではやはりセンサーの精度などから物理的に検知できる動きが限られているのか、スタンダード操作の譜面よりも難易度の低い譜面に制限されています。
アーケードと同じ感覚でプレイしようとすると、歯抜け譜面だったりリズムが違ったりということもあるので、アーケード慣れしてる人ほど違和感があったり、高難度を求めている人は物足りなさを感じるでしょう
2. 動きが弱いとうまく検知しない
Joy-Conはあくまでジャイロセンサーを使用した動作検知なので、意外と大きく動かさないと反応してくれないことも多いです
またアーケードのようにスライドした後コントローラーが中央に戻る反動が使えないので、定位置を意識しておく必要があります
3. アーケード操作と一部動きが違う
アーケード操作では上下スライドは前に出す・後ろに引くが正しい操作でしたが、Joy-Con操作では上に上げる・下に下げるとなっています
そのため、アーケードと並行してプレイしている人は双方のプレイに支障が出る可能性があります
と、アクティブ操作の批判が目立ってしまいましたが、単純に体感型リズムゲームという観点で見ればそこそこ出来がいいと思います
ちなみに筆者はプロコンのスタンダード操作で遊んでいますが、操作性についてはほぼ文句なしです
高テンポでノーツが密集した譜面でも難なく捌けます!
グラフィック:☆☆☆☆
リズムゲームなので、もちろんトゥーンレンダリングがーフォトリアルがーなんて評価はありませんが
グルコスの最大の特徴は演奏中の画面演出です!!
これはアプリ、アーケードも共通で、グルコスと言えば演出と言っても過言ではありません
例えばこれはダライアスバーストのBGM、The world of spirit
みんなで決めるゲーム音楽ベスト100でも上位常連曲で、私もかなり好きな曲です
※これはアーケードの動画ですが、Switch版でも同様の演出です
音ゲーをやっているのに、横シューで宇宙を旅している感覚になりませんか!?
サビで巨大ピラニアと向き合う演出は原作プレイ済みなら泣くほどうれしい再現ではないでしょうか
他にも、コラボで楽曲提供しているUNDERTALEの華麗なる死闘(メタトン戦)
※これはPC版の動画ですが、Switch版でも同様の演出です
音ゲーしているのに、弾幕を避けている・・・?
この楽曲が使用されていたメタトンEX戦の弾幕をうまく落とし込んだ演出です
曲調も相まってアゲアゲになっちゃうね!!
グルコスは上記のように演奏時の演出が特に優れています
目は確かに疲れるけど、原作の雰囲気を損ねないままプレイできる音ゲーってとても貴重です
サウンド:☆☆☆☆
音ゲーの一番重要な部分、サウンド
これについては筆者の好きな曲もそこそこ入っていたのですが・・・☆4止まりです
楽曲一覧は非公式Wikiから確認することができますが、何か思い当たることはありませんか?
めちゃくちゃ偏ってるんですよね
ボーカロイドと東方アレンジ楽曲が多いんです
私はダライアス・UNDERTALE・他版権曲を目当てに購入したのですが、ダライアスが5曲しかないのが本当に残念。タイトーの中では一番グルコス映えする作品だと思うのですが・・・
ただ楽曲数は100曲以上とCS音ゲーとしては十分な数が収録されていると思います
有料DLCとしてでんぱ組・UNDERTALE・東方・ボーカロイドが1パック1650円で配信されています
10曲に加えてゲーム内で使用できるナビゲーターやアバターがセットになっているので、少なくとも値段以上の価値はあります!
まだ私も解禁できてないのですが、UNDERTALEの骨兄弟もナビゲーターに設定できるみたい。やらねば・・・
もっと自社IPの楽曲を推してくれれば☆5だったかな~~
また今作売りの一つであるVtuberについては、彼女たちのオリジナル楽曲はもちろんボカロや版権曲のカバーもあります!
一流Vtuberはお歌がうまくないとやっていけないんだなあ。厳しい世界だ
システム:☆☆☆
まず、起動に1分程かかるのはサクッとプレイしたい音ゲーとしていかがなものかなと・・・(起動してからのロードはサクサクです)
このゲーム、ミッションをクリアしなければプレイできない楽曲が29曲ほどあるのですが、そのミッションが結構ダルい
ツリー方式なので、今までクリアしてきたミッションと被る内容を求められることもしばしばあります
それから、楽曲選択画面からはその楽曲が対象になっているミッションを文章で確認することしかできないので、何が解禁されるかを確認するには
楽曲選択画面→一番上のメニューに戻る→ミッションを選択→ツリーを確認する
という手間が必要でこれが面倒です
しかし悪いところばかりではありません!
アーケード版では画面が縦長なのですが、今作もそれに合わせてディスプレイの向きを変えることができます!
横向き(デフォルト)
縦向き(アーケード仕様)
回転可能なモニターに接続すればダイナミックにアーケードプレイもどきが楽しめちゃいますね!
他にも音ゲーには欠かせない音量や判定の調節なども完備されています
上でミッションはダルいと言いましたが、ミッションによって解禁されるアイテム収集自体はなかなか楽しめるもので
演奏中の自機マーカー(アバター)を東方の霊夢にしたり、UNDERTALEのニンゲンにしたり、はたまたダライアスのシルバーホークにしたり・・・
楽曲ごとにアバターを変更すれば原典世界にどっぷり浸れます!
あとはスクショ撮らせてくれればSNSとかにリザルト上げて楽しめるんだけどな~と思いましたが
権利関係などで難しいのかな?
おわりに
コンシューマーゲーム機のリリースは初となるグルーヴコースター
不便さや選曲などそれなりに不満もある作品ですが、サクサクプレイできるところは高得点だと思います!
今後もDLCでさらなる楽曲追加を期待しています(ダライアス!ダライアスください!)
DL専用なので飽きても売れないということもあり定価では少々お高めに感じてしまいますが、ボカロや東方、Vtuberが好きな人にはむしろお釣りがくるくらいかもしれません!
少し気になる~って人はセールを待つのもいいかもしれませんね!(あるかわからないけど・・・)